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2022.05.26

塾長ブログ

”どんな自分になりたいか”塾長ブログを更新しました。

人材の育成に取り組みたいと思うようになったキッカケは、推薦入試で大学合格を目指す生徒たちをサポートしてきて、年々疑問や不安に思うことが多くなってきたからです。

それが、塾内だけで抱くものであればそれで良かったのですが、このことを考え出してから普段の生活の中でもその事に対してより厳しい目で見るようになった自分がいて、他人からしてみれば何気ないことでも目につくようになってしまいました。

今、世界では、この令和の時代にも関わらず、悲しい出来事が何か月も続いています。新型コロナウイルスの蔓延も含めると、自分が幼少期に生きていた”今よりも便利ではなかった”平成の時代が恋しくなります。

今の世界情勢を受けて、日本でも同じことが起こらないとは言い切れないところまで危機が迫っていることをどれだけの人が意識できているのでしょうか。

私は、大学時代に多国籍国家であるカナダで生活をし、異文化を知るだけではなく、外から日本を見るということもしました。10年前と比べても、便利で色々な文化や習慣が取り入れられ、変化している日本を、海外を経験した私としても大いに大歓迎はしてはいるものの、どこか物足りなさを感じるのはなぜでしょうか。

これはあくまで私個人の意見ですが、『変わるべきこと/変わらなくてもよいこと』、この線引きができていないからだと思います。日本の文化の最大の良さは『人を気遣えること』だと思うのですが・・・

スマートフォンを片手に階段のど真ん中を降りていく人、狭い道を歩いている際に前から人が来ているのにも関わらず3、4人で広がって譲りもしない人、電車などでぶつかっても謝りもしない人。

こんな人が多く存在します。

これは一見、若者に向けて言っているように思うからもしれませんが、実は年齢的にも立派と言える大人も該当していることは事実です。

新型コロナウイルスの影響で、小さなグループでしか活動できないことが影響しているのかもしれません。行動したくてもできないこの現状がそうさせたのかもしれません。

でも、それは全て自分の責任であり、どうするかは『自分の行動次第』だと私は思います。

現在の世界情勢を踏まえて、もし、日本が同じ状況になったらどうしますか。

もし、日本を出て海外で暮らすことが良い状況になったらどうしますか。

それで、皆さんは生き抜くことができますか。

生き方は人それぞれだとは思いますが、1人1人が自分に自信を持ち、困難な状況にでも立ち向かえる、失敗しても周りとカバーし合える、そんな『人を気遣える』という日本の良さが、現代の日本には必要だと私は心から思います。

私の立場からお伝えするのであれば、そんな人材であれば総合型選抜入試、学校推薦型選抜入試などで合格することは決して難しいことではないと思います。

AIC推薦アカデミー 梶原 孝典