推薦入試と一般入試を両立するための基本方針
GWが明けて、約1週間が経ちました。
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メガネ焼けしなかったのが救いです。
今回は、大学受験の一般選抜と推薦入試(総合型選抜/学校推薦型選抜)対策の両立についてです。
セミナーや個別相談で「過去に両立した先輩はいますか?」「推薦で不合格だった場合はどうしたらいいですか?」など、一般と推薦の両立に不安を感じているような声をよく聞きます。
今回は、推薦入試と一般入試の両立にに向けた基本方針と具体的なアドバイスをお届けします。
推薦入試と一般入試、「どちらも本気」で挑むべき理由
まず最初に伝えたいのは、「推薦を第一志望、一般は保険」(その逆もしかり)といった考え方の危険性です。
推薦入試を軽い気持ちで受け、「ダメだったら一般でいいや」と構えていると、どちらの結果も中途半端になる恐れがあります。
特に推薦入試は、志望理由書、面接、小論文など、大学ごとに異なる対策が必要です。
提出書類にはその大学で学びたい理由や自分の将来像を具体的に書く必要がありますが、本気でその大学に入りたいという熱意がないと、内容が薄くなり、面接でも説得力に欠けてしまいます。
一方、一般入試も簡単ではありません。推薦に失敗してから慌てて学力対策を始めても、共通テストや一般試験には間に合いません。どちらも「受かるつもり」で準備を進めるのが、最も確実な戦略なのです。
推薦と一般の両立に必要な3つの意識
推薦と一般の両立を成功させるためには、次の3つの意識が必要です。
① 両方を「第一志望」として捉える
推薦は第一志望、一般は第二志望ではありません。
どちらも「第一志望のルート」と考えましょう。
たとえば、第一志望の大学に推薦で落ちても、一般で合格する可能性は十分あります。
大切なのは、「どちらのルートでも志望校に合格する」という強い意志を持つことです。
② 推薦対策と並行して学力を維持する
推薦対策に集中するあまり、英語や国語、数学などの学力が落ちてしまう受験生は少なくありません。しかし、最近の推薦入試では基礎学力を問うテストが課されるケースも多く、小論文も読解力や論理的思考力が必要です。
また、推薦に不合格だった場合、一般入試までの期間はたったの2~3か月。そこから学力を一から取り戻すのは非常に困難です。
推薦対策中も、主要科目の勉強を習慣として継続することが重要です。
③ 受験スケジュールを中長期で立てる
推薦と一般の両立には、スケジュール管理が欠かせません。
- 4月〜6月:志望校の情報収集/学校の評定や活動実績を整理
- 7月〜8月:志望理由書、小論文の準備/各科目の基礎固め
- 9月〜10月:面接対策/共通テスト演習スタート
- 11月〜12月:推薦結果の確認/一般入試に向けて本格的に学習
- 1月〜2月:共通テスト・一般試験本番
このように、推薦の対策は前倒しで準備しつつ、一般の学習も並行するのが理想です。
計画的に進めることで、心にも時間にも余裕が生まれます。
両立の鍵は「覚悟」と「継続力」
推薦入試と一般入試の両立は決して楽ではありません。
しかし、両方にチャレンジすることでチャンスは2倍になります。
推薦がうまくいけば早期に進路が決まり、うまくいかなければ一般での再チャレンジができます。
そのために必要なのは、「推薦も一般も受かるつもりでやる」という覚悟と、日々の継続です。
どちらかを「保険」と考えるのではなく、どちらも“第一志望に合格するための手段”と捉えることが成功への近道です。
まとめ:推薦と一般、どちらも本気で挑めば未来はひらける
推薦入試と一般入試の両立は、正しく取り組めば確実に力になります。
- 推薦を“本命”、一般を“保険”と考えるのはNG
- 推薦対策中も学力の維持・向上を意識
- 中長期的なスケジュール管理がカギ
どちらも本気で挑むことで、第一志望合格というゴールに近づくことができます。
ぜひ今から、戦略的な準備をスタートしましょう!
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