塾長ブログを更新しました。
大和魂
3月8日~3月21日で行われた、ワールド・ベースボール・クラシックで見事、侍ジャパンが優勝しました。私は小学校6年生から高校3年生までの7年間、そしてカナダに渡ってからの3年間、野球に没頭していた身でしたが、最近はテレビでも、現地でも観戦するのはいつもサッカーばかりでした。そんな私が初回から9回まで見入ってしまった今回の大会。その魅力はどこにあったのでしょうか。
それは特に2人の選手の魅力に魅せられたからだと思っています。
1人は皆さんの大好きな大谷翔平選手。もう1人は、こちらも皆さん大好きラーズ・ヌートバー選手です。ダルビッシュ有投手の支えや、大事なところで試合を決めてくれた吉田正尚選手、コンスタントに活躍をしていた岡本和真選手、そして最後で復活を遂げた村上宗隆選手。チームを大いに支えたリリーフ陣と選手全員がヒーローだと思いますが、一番日本人らしかったのはラーズ・ヌートバー選手なのではないかと思います。「お母様のために」「チームのために」とにかく一生懸命なプレーをブレずにし続けるその姿に今、日本人に足りないものが見えた気がします。大人たちはもちろんのこと、彼のプレーを見て子供たちはどう感じたのでしょうか。
日本の良いところとアメリカの良いところをそれぞれ体現してくれたのが大谷翔平選手でした。まるで漫画の主人公のようなスーパーなプレーの数々。準決勝のメキシコ戦の最終回に2ベースを放って見せたチームを鼓舞するあの行動。日本にいた際には見せてくれていなかった一面のように思います。アメリカの人のようなノリの良さを見せたと思えば、日本人の魂は忘れていないと見せつけてくれる言動。これこそが日本の社会が目指すべき姿なのではないかと思いました。
今の日本は、日本人の良さを忘れ、海外から持ち込まれた便利な物事や文化を真似しているにしかすぎないのではないかと思います。私は大谷翔平選手やラーズ・ヌートバー選手のようなハイブリッドでいることが、今後、日本を良い方向へと動かす原動力になると確信しています。
これからペナントレースが始まりますが、私自身、数年ぶりの野球観戦に出かけたいと思います。