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2026.09.07

スタッフブログ

英検®2級ライティング(要約問題)のコツ——「自分の言葉で」がカギ

2024年度のリニューアルで、英検®2級のライティングに「要約問題」が加わりました。これまでの意見論述(英作文)に加えて、与えられた英文を45〜55語で要約する問題です。

新しく加わった問題なので、「何をどう書けばいいのか分からない」「対策の情報が少ない」と感じている人が多いはずです。ですが、要約問題には明確なコツがあります。今回は、要約で高得点を取るための考え方と手順、そしてやってはいけない失敗をお伝えします(もう一題の意見論述の対策は「英検®2級ライティング(意見論述)で減点される書き方TOP5」をご覧ください)。

大前提:要約は「短くする」ではなく「選んで言い換える」

まず、要約という作業の本質を押さえましょう。要約とは、単に文章を短くすることではありません。本文の要点を選び出し、自分の言葉で言い換えて、コンパクトにまとめることです。

ここを誤解して、本文の文をそのまま抜き出してつなげてしまう人がいます。これは要約とは見なされず、大きく減点される原因になります。英検の要約問題でも、要約になっていないと判断されると0点になることがあると明記されています。「選ぶ」と「言い換える」の2つが、要約の核心です。

要約の手順:3ステップで組み立てる

要約は、次の3ステップで進めると安定します。

ステップ1:本文の構造をつかむ。 2級の要約問題の本文は、多くの場合いくつかの段落で構成され、それぞれに役割があります。たとえば「あるものごとの説明→良い点→問題点」という流れです。まず、各段落が何を言っているのかを一言でつかみます。段落ごとに「この段落の要点は何か」を頭の中で言えるようにしてください。

ステップ2:要点だけを選ぶ。 各段落から、最も重要な一点を取り出します。具体例や細かい補足は思い切って削ります。「例えば〜」で始まる部分や、繰り返しの説明は、要約では省くのが原則です。残すのは、その段落がないと話が成り立たなくなる中心的な内容だけです。

ステップ3:自分の言葉でつなぐ。 選んだ要点を、本文とは違う表現で言い換えながら、45〜55語でつなぎます。このとき、段落同士の関係を示すつなぎ言葉(However, Also, Because など)を使うと、まとまりのある要約になります。本文が「良い点」と「問題点」の両方を述べているなら、その対比が伝わるように書きます。

「自分の言葉で言い換える」を、どうやるか

要約でいちばん難しいのが、ステップ3の「言い換え」です。本文の単語をそのまま使いたくなりますが、できる範囲で別の表現に置き換えるのがコツです。

たとえば、本文が「人々が新しい言葉を学ぶのを助ける」という内容なら、「学習者をサポートする」のように、意味を保ったまま表現を変えます。動詞を名詞に変える、具体的な例をまとめて一般的な言葉にする(”signs, menus, directions” → “various situations”)といった手法が使えます。もちろん、固有名詞や専門用語など、言い換えようがない言葉はそのまま使って構いません。

完璧に全部を言い換える必要はありません。大切なのは、「本文をただ写したのではなく、理解して自分でまとめた」と採点者に伝わることです。

よくある失敗と、その対策

要約問題で減点されやすいパターンを挙げておきます。

本文の文をそのまま写す。
最も多い失敗です。抜き書きは要約と見なされません。必ず自分の言葉に置き換えてください。

要点ではなく、具体例を書いてしまう。
印象に残った具体例をつい入れてしまうケースです。具体例は削り、その具体例が「何を示すための例なのか」という要点の方を書きます。

自分の意見や感想を入れてしまう。
要約は、本文に書かれていることだけをまとめる作業です。「私は〜だと思う」といった自分の意見は、要約には入れません(意見を書くのはもう一題の意見論述の方です)。

語数が合わない
45〜55語の範囲を外れると減点対象です。要点を3つ前後に絞れば、自然とこの範囲に収まります。多すぎるときは具体例が残っている証拠、少なすぎるときは要点を落としている証拠です。

まとめ:要約は「選ぶ・削る・言い換える」

  • 要約は「短くする」ではなく「要点を選び、自分の言葉で言い換える」
  • 手順:①段落ごとの要点をつかむ ②要点だけを選び具体例は削る ③自分の言葉で45〜55語につなぐ
  • 本文の抜き書き・具体例の混入・自分の意見の追加・語数オーバーは減点のもと
  • 「理解してまとめた」と伝わることが最優先

要約問題は、新形式で情報が少ない分、正しいコツを押さえた人が差をつけやすい問題です。「選ぶ・削る・言い換える」を意識して、本文を一度自分の手で要約する練習を重ねてみてください。文法の正確さも土台になるので、あわせて「英検®2級で間違えやすい文法TOP5」も確認しておくと安心です。

英検®2級は、総合型選抜・学校推薦型選抜の出願条件や優遇の対象になる大学が数多くあります(いつまでに何級を目指すべきかは「推薦入試のための英検®は『いつまでに・何級』?」を参照)。AIC推薦アカデミーの英語資格対策講座(英検®準2級・2級・準1級)は、要約・意見論述の添削を含め、オンラインで全国から受講できます。お気軽にご相談ください。

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