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2026.10.20

スタッフブログ

英検2級 二次試験(面接)の流れと対策——問題ごとに「何を答えればいいか」

総合型選抜の面接練習が大量に入っており、更新が滞っていました。
第一波は過ぎたので、また今日からがんばります。

今回は英検2級の二次試験(面接)についてです。

「英語で面接と言われても、何を聞かれるのか分からない」という声をよく聞きます。
英検2級 二次試験は、毎回同じ流れ・同じ形式の問題で進みます。流れと、それぞれの問題で何を求められているかが分かれば、準備はぐっと進めやすくなります。

この記事では、英検2級 二次試験の流れを入室から退室まで順に説明し、問題ごとの答え方のコツをまとめます。
なお、準1級は内容がかなり違うため、別の記事で解説します。

英検2級 二次試験の流れ

二次試験は、面接委員と1対1で行う、英語での面接です。流れは次の通りです。

  1. 入室・あいさつ
    面接委員に問題とは関係のない簡単な質問(氏名の確認、調子はどうか、など)をされます
  2. 問題カードを受け取る
    カードには、短い文章(パッセージ)とイラストが印刷されています
  3. 文章を黙読する
    20秒ほどの時間が与えられます
  4. 文章を音読する
    タイトルから読み始めます
  5. 質問に答える
    No.1〜No.4の4問。No.2が終わるとカードを裏返し、No.3・No.4はカードを見ずに答えます
  6. カードを返して退室

試験中の態度(はっきり話そうとしているか、黙り込まずに答えようとしているか)も評価されます。入室から退室まで、声の大きさと面接委員への目線を意識してください。

音読:正確さを優先し、意味のまとまりで区切る

音読で大切なのは、速さより正確さです。単語を一つずつ区切って読むのではなく、意味のまとまり(主語のかたまり、前置詞句など)で区切って読むと、聞き手に伝わりやすくなります。

黙読の20秒は、文章の内容をつかむことに加えて、読み方に自信のない単語を確認する時間に使います。知らない単語が出てきても、止まらずに推測で読み進めてください。止まって考え込む方が、全体の印象を悪くします。

No.1:答えは文章の中にある

No.1は、音読した文章の内容についての質問です。答えは必ず文章の中にあります。

よく出るのが、「How do〜?」「Why do〜?」と聞かれ、答えが「In this way(このようにして)」「By doing so(そうすることで)」の直前の文に書かれているパターンです。黙読のときに、こうした言い方を見つけたら、その前の文を確認しておくと答えやすくなります。

答えるときのコツは、代名詞を具体的な言葉に置き換えることです。文章の中の文をそのまま読み上げると、「they」「this」が何を指すのか分からない答えになりがちです。

(オリジナルの例) 文章:「Many students find it hard to wake up early. Some of them set their alarm on the other side of the room. In this way, they get out of bed more quickly.」 質問:How do some students get out of bed more quickly? 答え:By setting their alarm on the other side of the room.

「How〜?」には「By〜ing.」の形、「Why〜?」には「Because〜.」の形で答えると、質問に正面から答えられます。

No.2:3コマのイラストを、時間の順に説明する

No.2は、カードのイラスト(3コマ)を見て、話の流れを説明する問題です。準備時間は20秒ほどで、カードに書かれた最初の一文から話し始めるよう指示されます。

説明のコツは次の通りです。

  • 指定された一文から必ず始める
  • 1コマにつき2文程度で説明する。
    コマとコマの間に書かれている「Ten minutes later」などの時間の言葉を使って、次のコマに移る
  • 過去形・過去進行形で話す(「Mr. Tanaka was cooking dinner.」のように)
  • 吹き出しのセリフは「said to〜, “〜.”」の形で、考えている内容は「was thinking that〜」「was worried that〜」などで表す

20秒の準備時間では、全部の文を考えるのは難しいです。
各コマで「誰が・何をしているか」を確認するだけで十分です。

No.3・No.4:意見と理由を2文で言う

この2問は、カードを裏返したあと、社会的な話題について意見を聞かれる問題です。No.3は「Some people say〜. What do you think about that?」のように、ある意見に賛成か反対かを聞かれることが多く、No.4は「Do you think〜?」と聞かれ、Yes / No で答えたあと理由を聞かれます。

答え方の基本は、立場を一言で言い、理由を2文で続けることです。

(オリジナルの例) 質問:Do you think more people will use online learning in the future? 答え:Yes. Online learning lets people study at their own pace. Also, they can take classes without going to school.

難しい表現や長い文は必要ありません。立場をはっきりさせ、理由を具体的に言えるかが大事です。意見と理由の組み立て方は、ライティングの意見論述と同じなので、「英検®2級ライティング(意見論述)で減点される書き方TOP5」も参考になります。

英検2級 二次試験の当日に気をつけること

  • 聞き取れなかったときは、聞き返してよい。
    「Could you say that again, please?」などと言えば、もう一度質問してもらえます。黙り込むより、聞き返す方がずっとよい対応です
  • 答えに詰まっても、黙らない。
    考えているときも、何か言おうとする姿勢を見せます
  • 最後まで日本語を使わない

本番までの準備:声に出す練習を

英検2級の二次試験の準備で一番大切なのは、実際に声に出して答える練習です。頭の中で答えが分かっていても、声に出すと言葉が出てこないことはよくあります。

英検の公式サイトには、二次試験のサンプル問題が公開されています。問題カードを使い、時間を計って、音読から No.4 までを通して声に出して練習してください。自分の声を録音して聞き返すと、詰まる場所や発音の癖に気づけます。

よくある質問

Q. 二次試験で不合格になったら、また一次から受け直しですか? A. 一次試験に合格した回から一定期間は、一次試験が免除されて二次試験だけを受けられる制度があります。期間や手続きは英検の公式サイトで確認してください。

Q. 質問が聞き取れなかったら減点されますか? A. 聞き返すこと自体は認められています。何度も聞き返すより、1回で聞き取れるのが理想ですが、黙ってしまうよりは聞き返す方がよい対応です。

Q. 答えは完全な文で言わないといけませんか? A. 質問に正面から答えていることが一番大切です。No.1の「By〜ing.」のように、短い形でも質問に合っていれば問題ありません。

まとめ:英検2級 二次試験は「形式を知って、声に出す」

  • 流れは毎回同じ:入室→黙読→音読→No.1〜No.4→退室
  • 音読は正確さを優先し、意味のまとまりで区切る
  • No.1は答えが文章の中にある。代名詞を具体的な言葉に置き換える
  • No.2は指定の一文から始め、1コマ2文・過去形で時間の順に説明する
  • No.3・No.4は立場を一言、理由を2文で
  • 聞き取れなければ聞き返してよい。黙り込まない
  • 準備は、サンプル問題で声に出して通し練習をする

形式を知って声に出す練習を重ねれば、英検2級 二次試験は落ち着いて受けられます。一次試験から続けてきた英語の力を、面接で出し切ってください。

英検®2級は、総合型選抜・学校推薦型選抜の出願条件や優遇の対象になる大学が多くある級です(「推薦入試のための英検®は『いつまでに・何級』?」)。AIC推薦アカデミーの英語資格対策講座(英検®準2級・2級・準1級/TOEFL®対策)は、オンラインで全国から受講できます。受講生には、授業とは別に二次試験の面接練習を無料で行っています。
一人では練習しにくい面接も、本番と同じ形式で声に出して準備できます。お気軽にご相談ください。

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