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2026.10.22

スタッフブログ

英検準1級 二次試験(面接)の流れと対策——4コマのナレーションと意見問題の答え方

英検準1級 二次試験は、2級の二次試験とは形式がかなり違います。2級を経験した人ほど、「音読がない」「イラストを2分間も説明する」「意見問題のテーマが難しい」と戸惑います。準1級の面接で求められているのは、まとまった量の英語を、自分で組み立てて話す力です。

この記事では、英検準1級 二次試験の流れを順に説明し、4コマのナレーションと意見問題の答え方をまとめます(2級の二次試験は「英検2級 二次試験(面接)の流れと対策」で解説しています)。

英検準1級 二次試験は、2級と何が違うか

準1級と2級の大きな違いは、次の3つです。

  • 音読がない。
    問題カードには文章ではなく、4コマのイラストと、話し始めの一文が書かれています
  • ナレーションが長い。
    2級は3コマを20秒ほどの準備で説明しますが、準1級は4コマを1分間準備して、2分間で説明します
  • 意見問題のテーマが社会的で抽象的。
    政策、テクノロジー、働き方など、ふだん考えたことのないテーマを聞かれることがあります

英検準1級 二次試験の流れ

  1. 入室・あいさつ
  2. 自由会話:面接委員から、受験者自身について簡単な質問をされます(趣味、学校生活など)
  3. 問題カードを受け取る:4コマのイラストと、話し始めの一文が書かれています
  4. 1分間の準備
  5. ナレーション(2分間)
  6. No.1:4コマ目のイラストについての質問。ここでカードを裏返します
  7. No.2〜No.4:社会的な話題についての質問。カードを見ずに答えます
  8. カードを返して退室

試験中の態度(はっきり話そうとしているか、会話を続けようとしているか)も評価されます。

自由会話:一言で終わらせない

最初の自由会話は、本番前のウォーミングアップのような時間ですが、ここから評価は始まっています。「Yes.」「Tennis.」のように一言で終わらせず、1〜2文つけ加えて答えてください。

(オリジナルの例) 質問:What do you usually do on weekends? 答え:I usually play tennis with my friends. I’ve been on the tennis team since I entered high school.

ナレーション:1分の準備で「流れ」をつかむ

準1級の中心が、4コマのナレーションです。1分間の準備のあと、2分間で4コマの話を説明します。

準備の1分でやること 1分で全部の文を考えるのは無理です。各コマで「誰が・何をしているか」「前のコマから何が変わったか」を確認し、話の流れをつかむことに集中します。準1級のイラストは、最後のコマで話が意外な方向に進むことがよくあります。4コマ目で何が起きているかを最初に確認しておくと、話の筋が通しやすくなります。

2分間で話すときのコツ

  • 指定された一文から必ず始める
  • コマとコマの間に書かれている時間の言葉(「The next week」「A few months later」など)を使って次のコマに移る
  • 1コマにつき2〜3文が目安。
    2分で4コマを話し切るには、1コマに30秒ほど使えます
  • 過去形・過去進行形で話す。
    吹き出しのセリフは「said to〜, “〜.”」、考えていることは「was thinking that〜」「was surprised to see〜」などで表す
  • 登場人物の行動だけでなく、表情や周りの様子にも触れる。
    イラストの中に書かれている看板やポスターの文字も、話の材料になります

途中で詰まっても、止まらずに次のコマに進んでください。4コマ目まで話し切ることが大切です。

No.1:「自分がその人物だったら」を、セリフの形で答える

No.1は、4コマ目のイラストについて「If you were〜, what would you be thinking?(あなたがこの人物だったら、何を考えているか)」と聞かれることが多い問題です。

答え方は、「I’d be thinking, “〜.”」と言い、考えている内容をセリフの形で続けるのが基本です。セリフの中は、今その場で考えているように、現在形や「should have〜」(〜すべきだった)などを使って話します。

(オリジナルの例) 答え:I’d be thinking, “I should have checked the weather forecast before leaving home. Next time, I’ll always carry an umbrella.”

4コマ目の状況に対する気持ちや反省、次にどうするかを2文程度で言えると、内容のある答えになります。

No.2〜No.4:立場を示し、理由を2〜3文で具体的に

No.2〜No.4は、カードを裏返したあと、社会的な話題について意見を聞かれます。No.2・No.3はイラストのテーマに関連する話題、No.4は少し離れた社会的な話題になることが多く、No.4は話題を紹介する短い一文のあとに質問が続きます。

答え方の基本は2級と同じで、最初に立場をはっきり言い、そのあと理由を続けることです。ただ、準1級では理由の中身が問われます。「便利だから」「大切だから」で終わらせず、なぜそう言えるのか、どんな結果になるのかまで、2〜3文で具体的に説明してください。

(オリジナルの例) 質問:Do you think more companies should allow their employees to work from home? 答え:Yes, I think so. Working from home saves time that people would otherwise spend commuting. As a result, employees can use that time to rest or study, which may make them more productive.

テーマについて知識がなくても、身近な例に置き換えて考えれば答えられます。意見と理由の組み立て方は、ライティングの意見論述と同じなので、「英検®準1級ライティング(意見論述)で減点される書き方TOP5」も参考にしてください。

英検準1級 二次試験の当日に気をつけること

  • 聞き取れなかったときは聞き返してよい。
    「Could you say that again, please?」などと言えば、もう一度質問してもらえます
  • 黙り込まない。
    考えるときは「Let me see.」などとつなぎ、答えようとする姿勢を見せます
  • ナレーションの時間が余っても、焦って話を足さなくてよい。
    4コマを話し切っていれば十分です

本番までの準備:時間を計って声に出す

英検準1級 二次試験の準備は、時間を計って、実際に声に出して練習することに尽きます。特にナレーションは、1分の準備と2分の説明を、本番と同じ時間で練習しないと、時間の感覚がつかめません。

英検の公式サイトで公開されているサンプル問題を使い、自由会話からNo.4までを通して練習してください。意見問題は、教育・環境・テクノロジー・働き方など、よく出る分野について、「自分はどう考えるか」を一度声に出しておくだけでも、本番の答えやすさが変わります。

よくある質問

Q. ナレーションが2分に足りなかったら減点されますか?
A. 時間を使い切ることより、4コマの流れを分かりやすく説明できているかが大切です。ただし、短すぎると内容が足りなくなりやすいので、1コマ2〜3文を目安にしてください。

Q. 意見問題で、テーマについて何も知らなかったらどうすればいいですか?
A. 正しい知識を答える問題ではなく、自分の考えを理由とともに述べる問題です。身近な経験や例に置き換えて考えれば、答えを組み立てられます。

Q. 二次試験で不合格になったら、また一次から受け直しですか?
A. 一次試験に合格した回から一定期間は、一次試験が免除されて二次試験だけを受けられる制度があります。期間や手続きは英検の公式サイトで確認してください。

まとめ:英検準1級 二次試験は「組み立てて話す」

  • 2級との違い:音読がない/4コマを1分準備・2分で説明/意見問題のテーマが社会的
  • 自由会話は一言で終わらせず、1〜2文つけ加える
  • ナレーションは、準備の1分で4コマの流れをつかみ、時間の言葉を使って過去形で話す
  • No.1は「I’d be thinking, “〜.”」の形で、4コマ目の人物の考えをセリフで答える
  • No.2〜No.4は、立場をはっきり言い、理由を2〜3文で具体的に
  • 準備は、時間を計って声に出す通し練習

英検準1級 二次試験は、まとまった英語を自分で組み立てる力が試されます。形式を知って、時間を計った練習を重ねれば、落ち着いて臨めます。結果を待つ時期の過ごし方は「英検の一次が終わったら」も参考にしてください。

英検®準1級は、難関大学の総合型選抜・学校推薦型選抜で、出願資格や得点換算の対象になることが多い級です(「推薦入試のための英検®は『いつまでに・何級』をご覧ください)。
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